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2009年1月30日 (金)

囲碁の方は、棋譜からの『学習』に挑戦中

囲碁の方は、棋譜から、実現確率のパターンを学習することに挑戦中。

・候補手の周囲の石8近傍だけを見る簡単なパターン

・32bitに収まるように出来るだけ大きなパターン

とを考えているので、多少変則的なものになるのかな…。これらをモンテカルロシミュレーションの中で、打つ手の確率にあて、さらにUCTのノードを作成する時には、もっと大きなパターンも用意して、progressive wideningを行うつもりです。

これに成功したら、19路でもそこそこ打てるものになりそうだと思ってます。(予備実験はまだですが。)

こっちの方が実は将棋よりも優先順位が高かったりします…。

さて、きっちりと片付けて将棋に戻ろう。

まぁ、勝也の中をある程度知っている私の感覚としては、ある程度大きなパターンを準備して、ある程度大きな棋譜データから学習しても、手でパターン追加しないといけないっていうことも十分にありそうに思うんですけれどね…。でも、まずは実証実験から。

「うさぴょん2」で参加申込しました

色々迷った末、とある新規参加予定チーム(に多分、私の名前も入る予定だった)が参加しない方向で固まったので、将棋の方では、自分のプログラムの方に全力を注ぐことにしました。

不退転の意思をこめて、参加プログラム名は「うさぴょん2」、使用ライブラリは「れさぴょん(v3)」で。(もしかすると、使用ライブラリはない状態に戻るかも知れませんが。色々と高速化のアイデアを貯め込んでいるので、結局、局面の構造とか探索部とか、全部変わってしまいそうですし…。そして、多分、今後は64bitがネイティブな環境でしか動作を考えない可能性も大。)

「うさぴょん2」は、4月中旬位から、floodgate参戦予定です。オープン戦に参加は厳しいかな…。

その前に片付けないといけないこと(主に仕事、そして執筆活動)が山盛りあるので、その辺を整理してから…ということにはなるでしょうが。さて、真面目に仕事しよう。

(…仕事の出先からこの記事を書いてるところが何とも…(苦笑)。)

2009年1月28日 (水)

『再びコンピュータ将棋界にBonanzaショックが走る』 Bonanzaソース公開へ

http://www.computer-shogi.org/library/

BonanzaがCSA公認ライブラリとして、ソース公開されました。

『再びコンピュータ将棋界にBonanzaショックが走る』 という感じでしょうか。

まぁ、そういうわけで、うさぴょんは、ソース公開している中では三番目に強いプログラムに格下げです(苦笑)。おそらく、ソース公開している中では5年間位は最強だったんじゃないかと思いますが、今はGPS将棋(ソースは公開/パラメータ非公開)、Bonanza(ソース公開/パラメータ公開、ただしパラメータはバイナリ形式)を超えないと再びトップに返り咲くことは出来ませんね。ただ、GPS将棋の方は、コンパイル環境を大分選ぶプログラムだったので、あまり一般の人は手を出せなかったんじゃないかと思いますが…。

さて、選手権の運営側の立場に立って考えた時、Bonanzaのライブラリ化は、非常に難しい問題を孕んでいます。

『ライブラリ化』の当初から二つの立場があったのですが、

  • 『ライブラリ化』によって新規参入障壁を下げることが出来、かつ、強いライブラリが現われれば、それを元により強いプログラムを書く人間が現われ、進歩は加速する。
  • 『ライブラリ化』によって強いプログラムが公開された場合、選手権での競争が正常に働かなくなる

osl-for-csaの公開は、実際問題として、十分に競争原理を壊すだけの強いプログラムの公開でした。ただ、あれをコンパイルしようとするとちょいと酷い目に合えるというだけで(苦笑)。(最初にライブラリ審査する際に、gccで48時間コンパイルに費やした苦い思い出が…。)

さて、今回のBonanzaですが、まぁコンパイルは簡単です。

しかし、ここに『思考部のオリジナリティー』を付与するのはどうでしょうか?

れさぴょんベースにオリジナリティーを付与するのは簡単なはずです。そもそもC++版にしても、Java版にしても、ユーザが何かを追加することを意識したプログラムにしているつもりです。ある意味、意識的にわざと未完成のままにしてある部分(改良の余地)をたっぷり残しているつもりなのです。

Bonanzaは…まぁ、そういう方向にはなってないですよね(苦笑)。ある意味で完成しきったプログラム。

で、Bonanzaを使って今年の選手権に参加するとなると、後90日あまり。

正直、オリジナリティーを付与するのは、かなり難しいんじゃないかと思っています。(時間を持て余している人なら、何とかなるかもしれない。)

さて、私個人としては、ライブラリ審査委員を務めている関係で、皆様よりも少しだけ早くソースを見ることが出来たわけですが…。

ほんのわずか(実質4日間)とは言え、審査委員を務めていることによるアドバンテージがあることになってしまうので、私自身は今年はBonanzaライブラリは使えないですね。

いや、まぁ実際問題としていつか使うの?と言われると使わない気もするようなしないような…。

2009年1月23日 (金)

超久しぶりに更新

あー…。超お久しぶりです。

この3ヶ月間に取り組んでいたことをとりあえず報告します。

仕事/仕事/仕事w

何と、去年の選手権に参加した『うさぴょん』の入っているマシンの開梱すらまだです(爆)。

ただ、仕事の間にほんのちょっとだけ機械学習に手を出して、しばし放置してみた結果、『うさぴょんの静止探索では学習の結果がまともに収束しない』ことだけ分かりましたw

さて、後、選手権まで100日。

申し込みもまだしてないんですが、今回はリミットまで申し込みも考える方向で。

今は囲碁の方にちょっと力を入れてみたい事情もあったり、将棋は将棋で、選手権への参加=強さの追求ではなくて、他にやりたいテーマがあったり、1年パスっていうのも選択肢としてはありえるよなぁ、とか、色々で考えもまとまりませんが、とりあえず後100日だーってことで記念するために書き込みしときます。

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